石巻競馬関連資料集
 └新聞記事:昭和9年(1934年)

「石卷春競馬 四月廿一日から三日間 市外水押馬塲に開催」(『河北新報』3月22日)
地方民待望の石卷春競馬はいよいよ來る四月二十一日から三日間石卷市外水押馬塲に開催と決定した
非常な前景氣で早くも馬塲は手入れされ、十餘頭が毎日練習を講じてゐるのでいやが上にも人氣を煽りその盛況は豫想される、石母田石卷市長は特に斯道奬励の上より優勝大カツプを寄贈することになつた。

「石卷競馬 早くも練習はじまる」(『河北新報』4月5日)
石卷競馬大會はいよゝ來る二十一日から三日間水押石卷競馬塲において開催することになり準備に大多忙を極め早くも練習を開始してゐる、殊に第三日目には農林省の賞金が寄附されることに決し盛況を今から豫想される。

「石卷春競馬 出塲馬大体八十頭 倶樂部主催とするか」(『河北新報』4月14日)
石卷春競馬はいよゝ來る二十一日から三日間水押競馬塲で開催することになつたが今年出塲馬は大体八十頭位の見込みで地元石卷競馬倶樂部では準備に忙殺されてゐる、一方同大會を目前にクラブ側では従來縣産馬組合の主催のため種々なる弊害と莫大なる損失を蒙つたに鑑み主催は全然産馬組合より切り離し石卷競馬クラブを主体とすべしとの輿論がたかまり早くも折衝が続けられ成り行きを注目されてゐる。

「石卷春季競馬 明日から三日間」(『河北新報』4月20日)
仙臺産馬畜産組合主催の石卷春季競馬大會は花にさきがけいよゝ明二十一日から三日間市外水押競馬塲で開催することになつた、出塲登録馬は八十頭、非常な人氣を煽り早くも石卷市内には各地よりの競馬フアンが入り込み競馬景氣を見せてゐる。

【写真】「石卷春季競馬 第一日の盛觀」(『河北新報』4月24日)
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「猛練習開始 石卷競馬近づく」(『河北新報』9月14日)
石卷秋競馬はいよゝ來る二十二日から三日間石卷市郊外水押競馬塲において開催することになり出塲馬は早くも續々入來猛練習を開始したが大体二百頭位の出塲あるものゝ如く大盛況を豫想される

「石卷秋季競馬 いよゝ明日から 出塲馬九十頭に上る」(『河北新報』9月21日)
地方フアンの待望してゐる石卷秋季競馬大會はいよゝ明二十二日から三日間に亘り石卷郊外水押競馬塲において盛大に開催することになり準備万端を了したが締切つた出塲馬數は九十頭で十九日午前十時から馬体檢査を施行しいよいよ出塲確定したので早朝から猛練習をなし晴れの優勝をめざしてゐる、尚今回特に全國馬匹協會長松平頼壽伯は大會初日の二十二日正午頃わざゝ競馬塲に臨席、参觀の由で主催者側は大會を盛況ならしむべく極力奔走中

【写真】「石卷競馬始まる(二十二日)」(『河北新報』9月24日)
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